ベンチャーは「成長できる」は本当か?
「ベンチャーは成長できる」という言葉を転職活動中によく聞きます。私も転職前はそう信じていました。結論から言うと——半分本当で、半分は「何を成長と定義するか」によります。
スーさんの体験
私は公立中学校の教師を27歳で辞め、人材系ベンチャーに転職しました。現在はマーケティング責任者と新規事業責任者を兼任。教師時代には想像できなかったスピードと裁量で動いています。
ベンチャーで良かったこと
①意思決定が速い
教師時代は「来年度の変更は職員会議で承認後」が当たり前でした。ベンチャーでは「明日からやろう」が成立します。この速さに最初は戸惑いましたが、慣れると圧倒的に仕事が楽しくなりました。
②裁量が大きい
マーケ責任者として予算・施策・チーム編成に関わる決定に関与できます。大企業では10年かかる経験を、ベンチャーでは2〜3年で積める感覚があります。
③会社の数字と直結する実感
自分の施策が売上に直結する実感は、大企業ではなかなか得られないものです。「自分がやったことが会社の成長に貢献した」という実感は大きなやりがいになります。
ベンチャーでしんどかったこと
①制度・ルールが整っていない
経費精算ルール・評価制度・労務管理——教師時代の公務員的な「ルールが整備されている安心感」とは真逆でした。自分で制度を作ることが求められます。
②収入の安定性が低い
ベンチャーは会社の業績によって給与体系が変わることがあります。安定志向の方には精神的にきついと感じる場面があります。
③人の入れ替わりが速い
ベンチャーは離職率が高い。仲良くなった同僚が半年後にいないのは珍しくありません。
ベンチャーに向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 曖昧さの中で動ける人 | 明確な指示がないと動けない人 |
| 結果にコミットしたい人 | プロセスの安定を重視する人 |
| 変化を楽しめる人 | 安定した環境・収入を求める人 |
まとめ:ベンチャーは「正解」ではなく「選択肢」
ベンチャーが全員に向いているわけではありません。でも「裁量を持って動きたい」「自分の手で何かを作りたい」という方には、これ以上ない環境です。教師からベンチャーという選択は、私にとっては後悔のない決断でした。